院内感染防止対策・医療安全対策セミナー
2018.04.22
本日は、東京医科歯科大学名誉教授の海野雅浩先生による歯科外来診療の院内感染防止対策・偶発症に対する緊急時の対応・医療事故に対する対策と対応のセミナーに参加してきました。
院内感染予防は歯科医医療における基本的な要件であり、適切な感染予防を行うには感染症およびその成り立ちについて理解する必要があります。
今回の研修会で、感染症の定義、感染症の成立条件、感染制御の概要などの基本事項について理解し、感染予防の基本である滅菌、消毒、および標準予防策について学びました。
そこで、代表的なウィルス・HBV・HCV・HIVについてウィルス患者への院内対応を理解することができました。
【歯科診療に対する感染問題について】
歯科治療における水質汚染により高齢女性がデンタルユニット(歯科治療の椅子)給水によるレジオネラ感染で死亡した症例があります。
また、デンタルユニット内の水質汚染は高く、ほとんどの歯科医院では感染対策が不十分であり、レジオネラ、シュードモナスによる汚染が確認された、患者暴露の危険性があり微生物汚染を低減する必要性があると報告されています。
日本の歯科医院では、歯を削る機械(ハンドピース)の使い回しをしている歯科医院が半数以上あると厚生労働省の調べで分かってます。
(読売新聞で掲載されました)
ハンドピースを使いまわしすることにより血液感染や唾液感染するリスクが高まることがあります。
ハンドピースは、停止時に陰圧が生じ口腔内の血液や唾液、切削物が内部に吸い込まれるサックバック現象が起こることがわかっています。
最新のハンドピースはサックバック防止構造が付いているが、実際は吸い込んでいます。
歯科医院の使用しているハンドピースが最新かものかどうか調べる方ができないため、自身でインターネットなどで、自分の通院している歯科医院がハンドピースをしっかり滅菌しているかなどうかをホームページなどで確認し、ご家族が安全な治療をうけているかどうかの判断をする必要があります。
かいり歯科クリニックでは大切な方を守るため安心安全の医療を実施するためにこのような取り組みをしています。
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