【 院内勉強会】フリーランスDH定期訪問〜SRP実習⑧⑨
2023.11.22
11月8日と22日の2日間、フリーランスDH(歯科衛生士)先生に訪問して頂き歯科衛生士の臨床技術指導して頂きました。
今回の内容は前回に引き続き、
・SRPのマネキンをした臨床指導
です。
の『SRP』とは歯周病の基本治療で行われる処置のことで、歯茎の中の歯の根っこの部分についた歯石を取り除き、再びバイ菌が歯の根っこの部分に付着しづらいように、根の表面を滑らかにする処置です。
歯周病治療は、歯周基本治療→歯周外科治療 の流れになっており、
中等度から重度の歯周病の場合は、きちんと治療する場合は歯周外科治療という歯茎を切開して歯の根の周りを綺麗にする手術が必要になる場合が多いです。
なぜならば、歯周基本治療の中で重要なSRPは歯茎の中の目視しづらい環境で行うことが多く、かなり難しい手技となります。
そのため、歯科衛生士にとってSRPの手技を研鑽することは、歯周病の患者様の多くを外科手術をすることなく救うことに直結します。
歯科衛生士(DH)という仕事は『予防』を担うことができる数少ない医療従事者
ですが、歯周病治療に関しては唯一『歯周基本治療』をすることを担う国家資格を有しております。
それゆえに、DHがきちんとした知識や技術を身につけることは、患者様の歯周病の予後に大きく関わってきます。
当院では、今後とも『お口の予防』と『歯周病の基本治療』を担う歯科衛生士の知識と技術の研鑽をサポートすることで、患者様にとっての最良の医療チームを目指していく所存です。