子どもの歯並び予防の考え方⑶〜2015年床矯正カンファレンス〜
2015.12.06
こんばんは。かいり歯科クリニック院長の戸田です。
本日は日曜診療を休診とさせて頂き、予てより所属しております、床矯正研究会のカンファレンスに参加して参りました。
日曜日のみ通院可能な患者様にはご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
さて、当院からは2名の患者様の初診から現在の治療記録を提出し、研究会主幹の鈴木設矢先生と副主幹の花田真也先生から治療法やアドバイスを直接して頂き、大変勉強になると共に、滅多にない貴重な時間を過ごすことができました。
研究会主幹の鈴木設矢先生も再三おっしゃている事ではございますが、
虫歯や歯周病の原因 ⇨ 細菌
であるように
一般的な歯並びの凸凹、出っ歯や受け口といった歯列不正 にも必ず原因があります。
拡大装置などの矯正装置はあくまでも不正咬合の是正の一つのツールでしかありません。
「なぜ歯並びが凹凸に悪くなったのか」
「なぜ出っ歯になったか、またそう見えるか」
「なぜ受け口は放置してはいけないのか」
なぜ、なぜ、なぜ、、
を、きちんと診査・診断をしたうえで、お子様とその保護者の方に説明をして、理解をして頂き、その原因からアプローチすることの重要性を、カンファレンスを通じて改めて強く認識する事ができました。
歯並びに関しても、虫歯や歯周病と同様に、早期発見して、早期に問題を定義する事で、矯正装置を使用しなくても改善することが可能だと思います。
そしてそれがまさに『歯列育矯正の目指すところ』であり、真の『歯列不正の予防』だと思います。
カンファレンスを通じて学んだ事は、2名の患者様だけでなく多く、お子様の歯列不正を予防するための診査・診断とその説明の新たな糧となりました。