矯正症例⑴〜反対咬合(受け口)改善症例①〜ムーシールド&パナシールド〜
2016.06.25
こんにちは。かいり歯科クリニックの院長の戸田です。
今回は乳幼児期(0歳から6歳)における、反対咬合の治療例をお見せしたいと思います。
前回のブログに記載したように、この時期の反対咬合は、大半がなんらかの原因によって下あごを前方に誘導してしまっている、機能性の反対咬合に属します。
診査・診断をきちんとした上で、3歳から4歳ぐらいまでに、原因に対する家庭での改善療法やトレーニングをしても治らないケースにおいては、当院では【ムーシルド】や【パナシールド】と呼ばれる、装置を使用しております。
いくつか治療前後の写真をご紹介させて頂きます。
※カメラ設定の不備により、写真の色が左右で合っておらず、お見苦しい事はお許し下さい。
⭐️3歳7ヶ月 女の子⭐️ 反対咬合
反対咬合改善までの期間:約4ヶ月
4ヶ月目から反対咬合が改善し、その後、前歯で咬断運動ができるようになるように機能訓練(バイオセラピー)開始
約6ヶ月でかみ合わせ安定
⭐️4歳2ヶ月 女の子⭐️ 反対咬合
反対咬合改善までの期間:約6ヶ月
その後 機能訓練(バイオセラピー)にて
治療開始から約10ヶ月後です。
つまり、反対咬合を早期に改善することで、右上段から右下段の状態になるまで約2ヶ月の機能訓練のみで正常なかみ合わせができるのです。
つまり
本当はしっかり前歯で咬みたい!(咬断運動)⇨ でも反対咬合のため咬めない(涙) ⇨ 正しくあごが成長しない。。
のであって
反対咬合改善 ⇨ 前歯でしっかり咬める(咬断運動)⇨ 正しいあごの成長発育の流れに乗る
『鉄は熱いうちに打て』の如く、
風邪 ⇨ 肺炎 ⇨ 入院
になる前に、反対咬合(受け口)も
乳幼児期に早期発見し、早期に原因対策をとる事で、大半のケースで改善する事が可能です。
かいり歯科クリニックは、地域のかかりつけ医として
虫歯や歯周病だけでなく、お子様の歯並びの予防にも積極的に取り組んでいます。
お子様のお口で疑問に感じる事がございましたら、なるべく早い段階でご相談下さい。
微力ながらお役に立てれば幸いです。