歯周病専門外来④〜10年以上の治療実績:失った歯周組織を再生する治療(歯周組織再生療法)〜
2024.06.21
かいり歯科クリニックの院長の戸田です。
「 歯周病は治らない?」
患者様からよくこんな質問を受けます。
結論からすると、治療することで歯周病を進行しないようにコントロールすることはできますが、歯周病の中でも歯を支える骨を溶かすレベルに歯周炎が進行したケースでは、失った骨や歯ぐきなどの歯周組織を元に戻すことが難しくなります。
【参照】歯周病専門外来③〜歯周病治療をスタートする前に大切なこと〜
歯周病治療は、歯周ポケットと呼ばれる病的にできた歯と歯ぐきの間の隙間を浅くすることが『治療のゴール』であり、予防ステージである『メインテナンスのスタート』となります。
歯周組織再生療法(再生療法)とは?
しかしながら、歯周病治療の中で歯周外科手術と呼ばれる治療方法があり、
その中でも、歯周組織再生療法と呼ばれる失った骨を再生させる方法もございます。
当院では、歯周病治療に真摯に取り組み10年以上の歯周病治療の再生療法の実績がございます。
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下記に10年前に行った再生療法の症例をご紹介します。
失った骨の形態や噛み合わせなどにより、全ての患者様に再生療法が適応できる訳ではないですが、現在では症例や材料により保険適応ができる症例もございます。
歯周ポケットが5mm以上の箇所がある方
体調により歯ぐきが腫れることがある方
腫れるたびに投薬やレーザーなどの対症療法で様子を見ている方
抜歯をする以外の選択肢がないと診断された方
などなど
再生療法を含む歯周外科手術で改善できる可能性がございます。
当院では日本歯周病学会の指針に基づいた『正しい診査・診断』に基づく『わかりやすい説明』を大切にし、安心・安全・最良の医療提供ができるようスタッフ一同日々取り組んでおります。
お困りの方はまずはお気軽にご相談下さい。