【セミナー】一般臨床医のための矯正アドバンスセミナー修了
2025.02.13
かいり歯科クリニックの院長の戸田です。
週末は矯正治療の勉強のため全4回からなる『一般臨床医のための矯正アドバンスコース』を受講するため大阪に行って参りました。
最終回の今回は
〜矯正治療とインプラントを併用する治療計画の考え方〜
今回のセミナーを通じて、歯科医師になり今日まで自分なりにコツコツと研鑽を積み重ねてきたインプラント治療と矯正治療の考え方が頭の中で融合されたと共に、気付きと納得が得られ臨床脳が活性化される良い機会となりました。
以下の内容は一般の患者様にも是非とも知って頂きたい内容を書かせて頂きましたのでご一読頂ければ幸いです。
では早速
Q インプラント治療と矯正治療はどっちが先?
どうでしょうか。
A 矯正治療
です。
今回は上記内容に関して学んだ事をなるべく簡潔にまとめてます。
《 治療の優先順位》
①審美診断
→具体的にはお顔に対しての上の前歯の位置や横顔の口元
② 臼歯のポジション
→奥歯の位置と上下の関係のこと
③ アンテリアカップリングを得ること
→ 顎関節より前の歯並びの安定(歯の位置と形が安定していること )と歯ぎしりしたときに奥歯が前歯によって離れること
正しい治療手順は①から③の順番となっており、
インプラント治療を先行すると①を飛ばしていることになり、後から①や②や③の実現は極めて難しくなるということです。
インプラント治療の前に少し立ち止まって考える
今の歯の位置は正しいですか?
矯正治療よりインプラント治療を優先することは
新築を建てるときに、建物の建蔽率や建物の総重量や間取りが決まってない状態において、変更ができない強固な柱をとりあえず建てることと似ております。
もちろん、患者様の年齢や経済的な理由など様々な理由で矯正治療を希望されない、または選択できない場合もございます。
しかしながらインプラント治療の後には、インプラントがある限り、歯並び全体を考えた①②③の実現は難しいか、どうしても妥協的な治療計画になるということになります。
永久歯は何年使用するか?
永久歯は平均12歳前後で萌出完了するため、人生100年時代においてはなんと88年間使用することになります。
つまり20代から50代前半くらいの方は、90歳まで生きたと仮定した場合においても、まだ半分も使用しておりません
50代前にもしインプラント治療をお考えの患者様は、①②③の実現も含めた治療選択も理解された上で治療を選択されることをオススメ致します。
かいり歯科クリニックでは【安心】【安全】【最良】の医療提供を前提とし、『正しい診査・診断』に基づく『わかりやすい説明』を大切にし、「虫歯」や「歯周病」などの病気の予防だけでなく、「 咬合(噛み合わせ)」に至るまで、『原因にアプローチ』をすることで治療ステージではなく『予防ステージを維持』のサポートができるようにスタッフ一同日々取り組んでおります。
お口に関してお困りの方はお気軽にご相談ください。
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