年末年始の休診のお知らせ
2023.12.27
誠に勝手ながら、年末年始の診療を下記の通り休診とさせていただきます。
12月29日(金)~1月4日(木)(28日(木)最終受付16:30)
なお、1月5日(金)より通常診療となります。
患者様にはご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【セミナー】インプラントの包括的治療計画セミナー
2023.12.25
かいり歯科クリニックの院長の戸田です。
本日12月24日(日)クリスマスイブの日に、家族の了承を得て上記セミナーに参加して参りました。
講師は大阪でご開業のインプラント治療における診査・診断からの包括的治療で若手歯科医師から絶大な支持を得ている小松啓之先生で『インプラント治療を成功に導くための包括的治療計画セミナー』という題目で、朝から夕方まで講義して頂きました。
1dayのセミナーではございましたが、内容はかなり濃くボリュームもあり、大変勉強になり、有意義な時間を過ごすことができ、家族とのディナーの前に満たされました。
インプラント治療の目的は、ただ歯を失ったところに人工の歯を入れることではなく、
歯を失うことで失われた咀嚼機能( 噛めること)と審美性( 歯が抜けたところの見た目)を回復することです。
そのためには、骨の状態や、インプラントの周りの歯茎や、またインプラントを入れる部分の向かい合わせの歯や、両隣の歯の状態(歯のポジション)も考えることが必要になります。
つまり、インプラント治療をするという事は、歯の周りの歯周治療や、噛み合わせのための咬合治療だけでなく、歯のボジションを分析し動かす矯正治療学の診査・診断が必須であり、
それら全てを総合的に考える必要があるということを改めて学ぶことができました。
今後ともきちんとした診査・診断を大切にしながら、患者様にとって負担の少ない、安心・安全なインプラント治療の提案ができるように努力研鑽して参ります。
また、小松先生とセミナー主催の株式会社アルタデントさんのご厚意で、朝から豚をご準備頂き、結合組織を利用した歯周形成外科(歯茎の審美外科治療)の個人レッスンをして頂きました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
院内定期清掃
2023.12.12
当院では定期的に清掃業者の方にお願いし、院内清掃を行っております。
院内の清掃は毎日していますが、専門の業者の方にしていただくとさらに清潔になり気持ちがいいですね!
患者様が安心・安全に通院していただける環境づくりをスタッフ一同心がけていきますので、これからもよろしくお願いいたします。
小児矯正症例⑹【叢生(凸凹)】〜子どもの歯並び予防の考え方〜
2023.12.03
前回の続き
『歯並び予防と小児矯正(治療)』について書かせて頂きます。
一般的に 『矯正治療』(略:一般矯正) と聞くと
・悪くなった歯並びを治す
・お口に金属のワイヤーなどの外せない装置を長期間入れる ⇨ 見た目が気になる
・歯を抜かなければいけない
・保険が適用されず、費用が高い(全国平均60万〜80万)
など ネガティブな印象をもたれている方が多いのではないでしょうか。
実際のところ、
子どもの歯並びにおけるアンケート結果においては 20数年前ですら(平成14年7月)
6割の親御さんが子供の歯並びを気にしているにも関わらず、実際の歯並びの矯正を受けている子どもは7%に満たない という結果でした。
また
矯正治療が必要な患者さんの90%が矯正治療を受けていないのが現状です。
ここで、
子どもの歯並びに関して考えなければいけない重要な事
があります。それは
歯並びが悪くなった(結果) ⇨ 矯正治療をする(治療)
という考え方ではなく、
なぜ歯並びが悪くなったのか?(原因)
という事を早い段階から考えることです。
ここからアプローチするのが 『歯並び予防と小児矯正(治療)』と 『一般矯正』 の大きな違いです。
つまり問題がなければ、歯は正しい位置に並ぶはずです。
問題とは 大きく分けて次の2点です。
① 歯列の発育不足 (家庭内における食生活)
② 歯が正しい位置に維持できなかった外力の存在 (指しゃぶり、口ポカン、ねこ背や態壁など)
『歯並び予防と小児矯正(治療)』とは、
子どもの歯並びが悪くなる問題を早期発見(原因発見)
⇨ 問題を親御さんに早期に提起し解決(原因解決)
⇨ 状態に応じてトレーニング装置や床装置を使用し、歯並びの問題が軽度のうちにアプローチ (加療)
という考え方です。
歯並びの不正の原因に関して、親御さんと一緒に考えてアプローチする事が、何よりも大切であり重要だと考えております。
先日の小学6年生の歯科検診で表彰された当院のお子様のケースを1件ご紹介させて頂きます。
もちろん、虫歯や歯肉炎もないです☆
⭐️7歳9ヶ月 女の子⭐️ 叢生(前歯の凸凹)
治療内容 | 上顎前歯の拡大床装置と保定用床装置による歯列矯正とMFT |
---|---|
目的 | 歯並びの凸凹(叢生)の改善 |
副作用・リスク | 初期の装着時の不快感、口内炎 |
治療期間(回数) | 18ヶ月 |
費用(税抜) | 装置代260,000円(内訳:拡大床装置:上下各2個、保定用床装置:上下各1個) |
※ 治療結果は個人差がございます。
子どもの歯並び予防(12)~かかりつけ医での取り組み〜
2023.12.02
ご無沙汰しております。かいり歯科クリニックの院長の戸田です。
今回は開業当初より積極的に取り組んでいる、お子様のお口の予防について書かせて頂きます。
まずお子様のお口の病気と言えば、まず虫歯や歯周病(子供の場合は歯肉炎)を想像する方が多いのではないでしょうか。
では
虫歯や歯周病の原因はご存知でしょうか?
虫歯の原因
虫歯の原因菌である虫歯菌が歯を溶かす➡︎進行すると歯に穴が開く→さらに進行すると痛みが出る➡︎結果として感染した歯を削る、進行度合によっては神経を除去する治療が必要
歯周病の原因
歯周病の原因菌である歯周病菌が骨を溶かす➡︎歯周ポケットが深くなる→さらに進行すると歯茎が腫れたり歯が揺れる➡︎結果として歯周病菌を除去してポケットを浅くする(重症度によっては外科手術)
といった様に、両者とも細菌が原因です。
しかもほとんどのケースでは痛みを伴わないため、症状が出て歯科に通院された時には、結果に対する治療をする事になります。
続いて、
歯並びが悪くなる原因はご存知でしょうか?
実は虫歯や歯周病と同じく、一般的な歯並びの凸凹、出っ歯や受け口といった歯列不正にも原因がございます。
歯並びに関しても、本人または親御さんの目から見て明らかに悪くなってから矯正治療を希望する方が多いのではないでしょうか。
そうならないようにするためにも、結果に対する処置をするのではなく、原因に対するアプローチを早い段階からすることで、虫歯や歯周病だけでなく、歯並びの予防もしていくことできます。
かいり歯科クリニックでは、地域の小さなお子様が成長し親元を離れる頃になったときに
銀歯やプラスチックの詰め物などの治療の跡がない
白い無垢の歯
綺麗な歯並び
素敵なスマイル
を備えたお口の状態になっていることを目指して参りました。
以下の賞状は、当院にて小さな頃から予防管理で診ていたお子様が、小学校6年生の歯科検診の際に表彰されて持ってきてくれました。
毎年何人かの親御様からお子様が表彰されたと伺うのですが、実際に賞状を見ると、受賞された際の子ども達の喜ぶ顔が目に浮かびスタッフ一同大変励みになります!
当院では今後とも、地域のかかりつけ医として、虫歯は歯周病は然り、子どもの歯並びの予防にも積極的に取り組んで参りますますので、気になる方は早い段階でお気軽にご相談下さい。